PHPエンジニアの業務とは｜未経験から目指すための準備や転職する方法も紹介

PHPエンジニアって何？

インターネットでSNSやネットショッピングを利用している人は多く、企業側では、Webサイトを構築、運営をしてサービスを提供しています。

これらのWebサイトを構築する際にHTMLやCSS、JavaScript等さまざまな言語が用いられていますが、その中の1つにPHPがあります。

PHPエンジニアとは、PHP言語を使ってWebのサイトやアプリケーション開発、Webサーバー側の開発等に関わるエンジニアのことを指します。

この記事では、PHPエンジニアの需要性や将来性、仕事内容や持っていると有利な資格などを紹介しています。PHPエンジニアのことを知り、就職や転職、スキルアップに役立てていきましょう。

PHPについて

PHPとは、Webサーバー側で動くWeb開発等で使用されるスクリプト言語です。オープンソース型の汎用性の高い言語であることやプログラム構文の記述が容易であること等の理由から、世界中で使用されています。

＞＞ PHPとは？プログラミング初心者におすすめな理由と主な学習方法

例えば、CやC＋＋といった言語は、コーディングした後に一度コンパイルする必要がありますが、PHPはインタプリタ型の言語のため、すぐにその場で動作ミスが確認しやすいという特徴を持っています。

PHPエンジニアの業務内容3つ

PHPエンジニアの業務内容とはどんなものがあるのでしょうか。

PHPエンジニアの仕事は幅広くありますが、SNSやネットショップ、ゲームといったWeb上でサービス展開を行うECサイトやポータルシステム、ゲーム製作などに関わる業務が多いとされています。

ここでは、PHPエンジニアの業務内容3つを見ていきましょう。

1：ゲームの開発

1つ目は、ゲームの開発です。ゲームには、ゲーム機、パソコン、スマホなど、ユーザー側の端末で操作をするゲームや、インストールせずに直接オンライン上で、不特定多数の人とゲームプレイができるソーシャルゲームなどがあります。

PHPは、このオンライン型のソーシャルゲーム開発を行う際によく用いられる言語と言えるでしょう。

オンラインのソーシャルゲームは、Webを通じてサーバー側で動かす仕組みとなっています。速度や動きが安定していないとゲームの利用が困難となり、利用者も楽しむことができません。また、利用者数に波があるために柔軟に対応できるようにする必要があります。

PHPはこれらの対応を得意とする言語になるため、ゲーム開発に利用されることが多いとされています。

2：業務システムの開発

2つ目は、業務システムの開発です。

業務システムとは、企業や会社で必要とされる管理業務を行うためのシステムであり、PHP言語はこの業務システム開発でもよく使用されています。

例えば、営業であれば売上やスケジュール管理、人事部であれば従業員の勤怠・給与計算・シフト、経理であれば貸借対照表や損益計算書などの会計管理、資材部や製造部であれば在庫の調達と入出庫・在庫管理といったものが必要になるでしょう。

これらをPHPで開発することで、管理をしやすくします。

3：Webの開発

3つ目は、Webの開発です。

PHPは、SNSやブログサイトの製作、ネットショップ等、ECサイトやポータルシステムを開発する際にもよく使われます。理由は、HTMLに埋め込んでPHPを動かすことができるため、利用しやすいからです。

Web上で行われるユーザー登録や削除、商品購入手続き、ログイン等の履歴管理、問い合わせメール対応や投稿の保存や削除などをPHPで作ることができます。

エンジニアがPHPを習得する利点4つ

エンジニアがPHPを習得する上での利点はたくさんあるでしょう。例えば、PHPは記述するコードが少ない上にコンパイルする必要がありません。よって、プログラミングを行った後の動作確認をすぐに行えるため、ミスを素早く発見できます。

変数の型を意識せずにプログラムが書けることもあり、初心者はもちろん、すでに他の言語を習得している人にとっても、学習を進めやすいでしょう。

ここでは、エンジニアがPHPを習得する利点について詳しく見ていきます。

• 難易度が低く未経験でも挑戦しやすい
• 需要が高く案件が多い
• 特別な開発ツールなしでプログラムを書ける
• 学ぶための手段が多い

1：難易度が低く未経験でも挑戦しやすい

1つ目は、難易度が低く未経験でも挑戦しやすい点です。

PHPは、他の言語に比べて記述するコードが少なく、シンプルな為比較的覚えやすい言語と言われています。使用できる関数も豊富にあり、この関数の型を知っているだけでもプログラムを動かすことが可能でしょう。

2：需要が高く案件が多い

2つ目は、需要が高く案件が多い点です。

PHPは、需要のあるプログラミング言語とされているため、習得しているエンジニアも数多く存在します。

近年、さまざまな新しいプログラム言語が登場しているため、昔に比べると需要に変動はありますが、使用している企業や会社も数多くあるので、今後も需要は高く将来性も期待できる言語と言われています。

3：特別な開発ツールなしでプログラムを書ける

3つ目は、特別な開発ツールなしでプログラムが書ける点です。

PHPでプログラミングするための環境設定をするときは、特別な開発ツールを必要としません。PHPは、WebサーバーとPHPがあれば、プログラミング環境を整えることが可能です。

個人のパソコンで環境を作ることができるため、すぐにでも始めることができるでしょう。

4：学ぶための手段が多い

4つ目は、学ぶための手段が多い点です。

PHPは、学ぶための学習ツールが豊富にあります。書籍も多数出版されており、YouTubeなど無料で解説している動画や学習サイトなどがあります。実際に自分でそれらを見ながらプログラムを組み、動かして学ぶことができます。

短期間で効率よく体系的に学ぶのであれば、通学タイプのスクールやネット上でのオンラインスクールなどを利用すると良いでしょう。

PHPエンジニアに必要な能力5つ

PHPのエンジニアになるためには、初心者はPHP言語の他にHTMLやCSS、JavaScriptの基礎知識を身につけるところから始めましょう。

PHPエンジニアには、PHPと連携して使用する言語やデーターベース、OS等の知識やスキル、アプリやWeb開発を行う際に大切なコミュニケーション能力などが求められます。

ここではPHPエンジニアに必要な能力5つを解説していきます。

1：データーベースやOSにおける知識

1つ目は、データーベースやOSに関する知識です。

PHPでWebやシステム開発を行う際には、Webサーバー側はもちろん、クライアント側のOSの知識なども必要となってきます。例えば、開発環境モデルの代表的なものとして、LAMP環境などが挙げられます。

LAMPとは、OSのLinux、WebサーバーのApache、データーベースのMy SQL、PHPの頭文字で、Webシステムを開発する上で必要とされる環境モデルとされています。

オープンソースソフトウェアとして公開されているので、実際にパソコンにインストールし、PHPとその周辺で使用される環境の知識を身につけると良いでしょう。

2：アプリ開発やWebサービスの経験

2つ目は、アプリ開発やWebサービスの経験です。

他の言語でアプリ開発やWebサービスの経験があれば、PHPを学ぶ上で理解がしやすく、習得がより進むでしょう。HTMLやCSSのコーディング経験なども活かすことができます。

3：業務上必要なツール使用のスキル

3つ目は、業務上必要なツール使用のスキルです。

エンジニアは、業務を行う上で必要なコミュニケーションツールやアプリケーションが使えるスキルが必要になります。

チームでコミュニケーションをとる際に使用するツールとして、SlackやChatworkといったものや、会議を行うためのZOOMやGoogleミーティング、情報を共有するためのものとしてのGoogleドライブ等を扱えるスキルも大切です。

4：対象言語のプログラミングスキル

4つ目は、対象言語のプログラミングスキルです。

HTMLやCSS、JavaScript等は、特にWeb開発を行う上で必要な言語になってきます。PHPには非常に関連深い言語となるので、知識だけでなく、実際の業務で使えるプログラミングスキルを持っていた方が良いでしょう。

5：指示や相談をするコミュニケーション能力

5つ目は、指示や相談をするコミュニケーション能力です。

システム開発を行う場合、1人で全てを担って行うものではありません。プロジェクトを組み、プロジェクトリーダーが指揮をとりながら、業務を進めていきます。

その際、業務は分業し、短い納期の中で仕上げていきます。状況を密に連絡、報告をし、問題が発生したときは速やかに相談し、対処する必要があります。

コミュニケーションがうまくとれないと、業務に支障をきたしてしまい、皆に迷惑をかけてしまう可能性があります。

業務をスムーズに行うためには、連絡、報告、相談が速やかにできるコミュニケーション能力が必要になるのです。

未経験からPHPエンジニアを目指すための準備6つ

プログラム初心者であっても学びやすいと言われるPHPですが、未経験でありながら、PHPを習得してエンジニアになるためにはどうしたら良いのでしょうか。

ここからは、未経験からPHPエンジニアを目指すための準備について説明していきます。

1：開発する環境を導入する

開発する環境を導入しましょう。PHPの開発環境を自分のパソコンに導入する際、Linux、Windows、MacなどいろいろなOS上に環境を作ることが可能です。

環境を作る方法は2通りあります。1つ目はPHPとWebサーバーであるApacheをそれぞれインストールすることで、環境構築を行います。インストールの説明を見ながら、ミスがないように1つ1つ設定しましょう。

2つ目は、XAMPPというアプリケーションでインストールする方法です。XAMPPは、Apache、MySQL、PHP、Perlを一括インストールすることができます。初心者がインストールするときは、XAMPPを用いた構築を検討してみてください。

2：関連する言語や技術の習得を目指す

PHP言語の他に、HTMLやCSS、JavaScriptといった関連性のある言語やWebサーバーやデーターベースの知識と技術の習得を目指しましょう。

関連する言語や技術があれば、実務で活躍するエンジニアにより早く近づくことができます。

未経験者向けのスクールを利用する

プログラミング言語の学習をしたことのない初心者やPHP言語の未経験者は、スクールで学ぶ方法がおすすめです。

独学のロードマップが数多く出回っていますが、やったことのない人にとっては、小さなことでもつまずきがちです。解決するために長時間を費やしてしまうこともあります。

要領良く体系的に学ぶために、未経験者向けのスクールを検討してみてください。

書籍と学習サイトや質問サイトを利用する

PHPは、入門から上級者向けに至るまで、書籍や学習サイトが数多く存在します。PHP公式ページにもマニュアルがあり、インストールと設定方法、関数リファレンス等が記載されています。

また、解らないことを質問できるサイトも数多くあるので、それらを利用して学ぶのも良いでしょう。

3：プレゼンテーション能力を身につける

プレゼンテーション能力を身につけましょう。

PHPエンジニアに限らず、エンジニアとして仕事をする際、仕事の計画や進捗、設計の仕様等のプレゼンテーションをしなければならない場面があります。

プレゼンテーション能力を身につけていると、業務のやりとりがスムーズになり、さまざまな交渉にも使えるため、ぜひ身につけておくと良いでしょう。

4：開発や文法を習得するまで経験を積む

開発や文法を習得するまで経験を積みましょう。

開発や文法を習得するとは、自分のものとして自在に作れるようになるということです。そのためにも、自分が実際に開発した経験をアピールするためにポートフォリオを作ってみてください。

どのようなものが作れるのかを実際に提示できるようにすることで、それが経験となり評価にもつながりやすくなります。

5：学習後に開発をしてみる

学習後には、実際に開発してみましょう。

教わったことをそのままにするのではなく、学習した後は、実際に自分で開発することが大切です。教わったことだけが全てではありません。教わったことをベースに実際にどのように使うのか、実践してみてください。

6：資格の取得を目指す

資格取得を目指してみましょう。

資格取得の過程で、自分の知識がどのくらいなのかを確認したり、学習意欲を高めるきっかけになったりします。また、自己のスキルを客観的に証明することができるため、就職時にも役立つ場合があります。

PHPエンジニアが所持しておくと良い資格4つ

PHPを学習したところで、実績がない場合、どうやってそのスキルを証明したら良いのでしょうか。自己のスキルを証明するために、資格を取得するという方法があります。

ここでは、PHPエンジニアを目指す際に所持しておくと良い資格を4つ紹介します。

1：PHP技術者認定ウィザード

1つ目は、PHP技術者ウィザードです。このPHP技術者ウィザードは、社団法人PHP技術者認定機構の資格になります。

上級試験でスコア90点（90％）以上を取得した人が、所定の文章を提出し承認されることで取得できる資格です。

出典：PHP技術者認定ウィザード｜一般社団法人PHP技術者認定機構
参照：https:https://www.phpexam.jp/summary/wizard/

2：PHP5技術者認定初級者試験

2つ目は、PHP5技術者認定初級者試験です。この試験は、PHPプログラミングの基本知識を問う試験になります。

書籍「初めてのPHP5」が認定テキストで試験範囲となります。主な対象バージョンはPHP5.3で、出題数40問で7割が、合格ラインです。

出典：PHP5技術者認定初級者試験｜一般社団法人PHP技術者認定機構
参照：https://www.phpexam.jp/summary/novice/

3：PHP5技術者認定上級・準上級試験

3つ目は、PHP5技術者認定上級・準上級試験です。

PHPの言語仕様から実用的なプログラミングテクニックまでの知識を問う試験であり、PHP5技術者認定初級者試験の上の資格になります。

書籍「プログラミングPHP 第3版」が出題範囲となり、7割以上の正解率であれば、上級として認定され、5割以上7割未満であれば準上級として認定されます。

出典：PHP5技術者認定上級・準上級試験｜一般社団法人PHP技術者認定機構
参照：https://www.phpexam.jp/summary/expert/

4：PHP7技術者認定初級試験

4つ目は、PHP7技術者認定初級試験になります。PHP5技術者認定初級試験との違いは、バージョンの差でPHP7の方が新しい資格になります。この試験は、PHPプログラミングの基本知識を問う試験になります。

書籍「初めてのPHP（PHP7版）」が試験範囲です。模擬試験を受けることが可能で、出題数40問で7割が合格ラインです。

出典：PHP7技術者認定初級試験｜一般社団法人PHP技術者認定機構
参照：https://www.phpexam.jp/summary/novice7/

PHPエンジニアに就職後のキャリアパス5つ

PHPエンジニアとして就職しキャリアを積む場合、他言語のエンジニアに転向する、あるいは.プロジェクトマネージャーになる等いくつかの選択肢があります。

自分の希望する将来や適性に合わせて選択すると良いでしょう。

ここでは、PHPエンジニアに就職後のキャリアパス5つを解説します。

1：【1～3年】テストや修正を担当する

最初の1～3年程度は、上司やプロジェクトリーダーの指示に従いながら、テストや修正、コーディングなどを担当します。自分1人でプログラムを作るというよりは、誰かが作ったプログラムのテストや修正が主となります。

この時期にいろいろなプログラムに触れ、学びながら成長していけるようにしましょう。

2：詳細設計など上流工程に関わる

ある程度の経験を積んだら、自分でプログラム開発を行い、詳細設計などの上流工程に関わるようになります。

継続して、自己のスキルを高めていくことはもちろん、他の言語に関わることが増えてくるため、必要に応じて習得していくようにすると良いでしょう。

3：【3～5年】チームリーダーにキャリアアップする

目安として入社3～5年目になる頃には、1人だけの作業ではなく、複数の人達とともにプロジェクトを組み、チームのリーダーにキャリアアップの機会があるでしょう。

チームリーダーは、プロジェクトで担う開発の計画と進捗管理、タスクやマネジメントといった管理業務を主として行うようになります。このあたりからマネジメントスキルを身につける必要があるでしょう。

4：【5～10年】プロジェクトマネージャーのキャリアを目指せる

5～10年程度の経験ともなると、ベテランの領域に入ってきます。チームリーダーの経験を数多くこなし、開発全般のマネジメントができるようになると、プロジェクトマネージャーとして活躍を目指せるようになります。

外部、内部ともに開発に関する交渉や相談ごとに対し、判断と指示といった幅の広いマネジメント能力が求められます。

製品の品質、納期、人材等の管理をする責任ある業務を行うようになるため、やりがいを感じられるでしょう。

5：他のエンジニア職を目指す

PHPだけのエンジニアだと、いずれ社会のニーズに合致しなくなる恐れがあります。そのため、PHP以外の言語の習得は継続して行っていきましょう。

PHP以外の言語も使えるようになれば、仕事の幅を広げて別言語も扱うエンジニア職や他のポジションを目指すことも視野に入ってきます。

PHPエンジニアに転職する難しさ3つ

PHPは需要のあるプログラミング言語とされ、市場での求人需要も少なくありません。

しかし、プログラミング言語の流行や新しい言語の登場などで状況は変化します。よって、PHPだけでなく、将来のことを考えて他の言語の習得も行う必要があるでしょう。

ここでは、PHPエンジニアに転職する難しさ3つを見ていきます。

1：他の言語を経験しているケース

1つ目は、他の言語を経験しているケースです。

PHP言語は比較的習得しやすいプログラミング言語ですが、共通点を見出せず、他の言語に慣れていると、学びにくいと感じる場合があります。

2：PHPエンジニアを経験しているケース

2つ目は、PHPエンジニアを経験しているケースです。

PHPはWeb開発やシステム開発など多岐に渡って使用されている言語ですが、同じPHP言語であっても、対象とする分野が違えばPHPエンジニアの経験を生かそうとしてもやりにくさを感じる場合があります。

3：IT業界自体が未経験のケース

3つ目はIT業界自体が未経験のケースです。

PHPエンジニアとしての求人は数多くありますが、そのほとんどで経験者を求める傾向にあります。実践ですぐに活躍できる人材を求めているため、全くの未経験からいきなりPHPエンジニアとして就職するのは難しい場合があります。

PHPエンジニアとして転職先を探す方法5個

PHPエンジニアとして転職するにはどうやって就職先を探せば良いのでしょうか。エンジニアになれば、正社員はもちろん、在宅やフリーランス、アルバイトなどで働くことも可能です。自分が希望する働き方で転職を考える人もいるでしょう。

ここでは、PHPエンジニアとして転職先を探す方法について紹介します。

1：実務経験がない場合はアルバイトから始める

実務経験がない場合、アルバイトから始めてみましょう。

実務経験なしにいきなり正社員として転職するよりも、経験を積むためにアルバイトから始めるのも1つの方法です。アルバイトをしながら、紹介派遣制度や正社員への登用制度を利用して、正社員を目指します。

2：独立してフリーランスで見つける

PHPエンジニアとして活躍する選択肢の1つとして、独立してフリーランスとして仕事をする方法もあります。

最近では、在宅で受注する人も増加傾向にあり、フルリモートでフリーランスとして仕事をしている人も少なくありません。単価の高い仕事を受注することで、企業に所属せずに年収を上げることも可能でしょう。

3：クラウドソーシングサービスで案件を見つける

クラウドソーシングサービスで案件を見つけましょう。

クラウドソーシングサービスとは、仕事を依頼したい側と受注したい側をマッチングさせるWebサービスの1つです。企業や個人がホームページ作成やデザイン募集などの案件を提示し、それに対してフリーランスや副業をしているエンジニア等が受注して仕事を行っています。

内容は簡単なコーディングから上流工程に至るまでいろいろありますが、その中で今の自分ができそうな案件を選んで受注することで、実務経験を積むことができます。

4：オーソドックスに求人サイトから見つける

自分のペースで就職をしたい方は、求人サイトを見て自分で選択すると良いでしょう。

求人サイトで決める場合、働き方を考えて、正社員なのか業務委託なのか等、自分で決めることが可能です。しかし、雇用条件や福利厚生、契約に関する条件の確認から、面接の日程決めまで、全て自分でやらなくてはなりません。

また、経験やスキルが少ない場合は、どうしても採用されにくい傾向にあります。自己PRでカバーできるように学習成果やポートフォリオ、その他対策を万全にして挑むようにしましょう。

5：転職エージェントから見つける

転職エージェントは、転職をサポートしてくれる転職のプロです。転職エージェントに相談することで、スムーズに転職できる場合があります。

また、自分の代わりにアピールしてくれたり、勤務条件の確認や面接日程等、スケジュールの調整等行ったりしてくれるため、転職活動がしやすいでしょう。

PHPエンジニアを募集している企業3種類

PHPエンジニアを募集しているところは、ホームページ制作会社や自社サービスの開発を行っている企業などがあります。

ここでは、PHPエンジニアを募集している企業3種類を見ていきましょう。

1：ホームページを制作する会社の場合

世界中で使用されているWordPressはPHPで作られており、このWordPressでホームページを制作している会社では、PHPエンジニアを募集している場合があります。

ホームページはお店の看板のような役目があるため、Webデザイン的な要素も求められるでしょう。よって、デザイン能力や色彩センスを要求されることもあります。

2：自社サービスを開発する会社の場合

自社でWebサービスの開発やECサイトを運用している会社から求人募集が出ていることがあります。

自社サービスを開発しているため、自分で企画設計のアイディアが活かしやすく、納期の融通がつきやすいでしょう。他の受託によるサービス開発会社よりも働きやすい可能性もあります。

3：受託システム開発やSI企業の場合

PHPを使用して、システム開発を行っているSI（システムインテグレート）企業からの求人募集も目にするでしょう。

システムインテグレートとは、企業の情報システムのことです。他の企業の情報システムの構築から保守、運用を受託し、開発を行っていきます。

他の企業のシステム開発を受託する場合、納期が短いことが多いためタイトな業務スケジュールになりやすいでしょう。

PHPエンジニアのこれから

PHPエンジニアの需要はまだまだ多く、企業からの求人も目にするでしょう。また、クライアントからの案件もあり、今後も将来性のある仕事と言えるのではないでしょうか。

PHPだけのエンジニアではなく、その他の言語やマネジメントスキルなどを高め、自己の市場価値を高めていくことで、必要とされるエンジニアを目指していきましょう。

PHPエンジニアの業務内容や未経験から目指す方法を知ろう

この記事を読んで、PHPエンジニアの業務内容を知り、未経験から仕事に就く方法が具体的にイメージできたのではないでしょうか。

自分が将来、どのようなキャリアパスを描いて活躍する人になるのかしっかりと見据えた上で、転職を成功させてください。