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ゲームプログラマーになるためには?必要な技術や有効な資格試験も紹介

  • 公開日:2021-08-31 19:22:52
  • 最終更新日:2022-03-16 12:01:41
ゲームプログラマーになるためには?必要な技術や有効な資格試験も紹介

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ゲームプログラマーってどんな仕事?

パソコン

ゲームプログラマーとは主にC言語やC++といったC系統のプログラミング言語を用いて、企画書や仕様書に従ってゲームをプログラミングする仕事です。


ゲームメーカーや開発プロダクションに勤務し、ディレクターやシナリオライター、デザイナーなどとチームを組んでゲームを開発します。

>> ゲーム会社で活躍する42の職種|制作の流れや必要なスキルも解説

>> ゲームテスターの仕事内容とは?求められるスキルや役立つ資格を解説


ゲームプログラマーになる3つの方法

パソコンを使う人

ゲームプログラマーになるには、もちろんプログラミングが可能である必要があります。他にも、後ほどご説明しますがゲームプログラマーに必要な知識は多岐に渡ります。


ここからは、ゲームプログラマーになるには知識や技術をどのような方法で学べばいいのかについて説明します。

1:ゲーム関係の専門学校

ゲーム関係の専門学校なら、プログラミングやゲーム制作に関する勉強を専門的に行うことができます。また、自分と近い目標を持つ人達が通っているため、仲良くなれば在学中の勉強の支えになったり、今後の人脈作りにも役立ったりします。


専門学校を選ぶ際には、ホームページやパンフレットなどを調べて、ゲーム開発に関わる会社への就職率が高いところをチェックするのがおすすめです。

2:情報系学科がある大学や短大

大学や短大では、実用的な知識や技術に限らず、情報関係のアカデミックなことも学ぶことができます。大学や短大で学んだ多くの知識が、将来予想外のところで役に立つこともあるでしょう。


また、学歴を得ることもできるため、学歴を重視する企業に就職したい場合は有利になります。年収のところでまたご紹介しますが、大学院博士課程を修了すると、平均より大幅に年収が高くなります。

3:独学で学ぶ

本やwebサイトなどで、自力で勉強する方法もあります。学校とは違い、完全に自分の好きなように勉強を進めることができます。


オンライン講座もあるため、そちらを活用するのもよいでしょう。

ゲームプログラマーに求められる知識や技術4つ

メモを取る人

ゲームプログラマーになるにはどこで学べばいいのかを3つに分けて上で説明してきましたが、実際どのようなことを学べばゲームプログラマーになれるのでしょうか。


ここからは、ゲームプログラマーに必要な知識、技術についてご紹介します。

1:プログラミング言語やモデリング言語の知識

「ゲームプログラマーってどんな仕事?」で、ゲームプログラマーは主にC系統の言語を用いるとご紹介しましたが、それ以外の言語もよく使われます。


例としては、JavaScript、Ruby、Swiftなどが挙げられます。また、Unityというゲーム制作エンジンも活躍します。


C系統の言語はスマートフォン向けアプリや家庭用ゲーム、PC向けゲームなど、広い範囲に使われます。JavaScript、Ruby、Swiftはスマートフォン向けアプリ、PCゲームなどに用いられます。

2:数学や物理の基本知識

キャラクターの動きや、波の動きを表現するときに、数学や物理の知識が必要になります。また、3Dのゲームを開発するときは数学の行列の知識を用います。


実は数学や物理が苦手なゲームプログラマーもいますが、様々な仕事をこなしたいのであれば、数学や物理の基本知識は身に着けておくべきです。

3:ゲーム製作における発想力と技術

新しいゲームを作るためには、もちろん発想力やそれだけの技術も必要になります。


特に、発想力に関しては抽象的で、どのように身につけたらいいかわからないという人もいるでしょう。そのような方は、まずは沢山の知識を身に着けること、たくさんの人と話すことを意識してみてください。

4:ゲーム制作チームやクライアントとのコミュニケーション力

「ゲームプログラマーってどんな仕事?」で軽く触れましたが、ゲーム制作の際にはディレクターやグラフィックデザイナー、サウンドデザイナーなど、多くの人達とチームを組んで仕事をします。さらに、ゲーム制作を依頼してくるクライアントの存在が不可欠です。


チームのメンバーと協力し、クライアントと話し合ってより良いゲームを作るためにも、コミュニケーション能力が必要となります。

ゲームプログラマーに求められる要素

サラリーマン

ゲームプログラマーになるにも、やはり向き不向きがあります。ここからは、ゲームプログラマーになるには、どのような要素を持っていると良いのかご紹介します。


必ずしもこの要素を持っていなければならないわけではありませんが、持っているとゲームプログラマーになった際に役立ちます。

ゲーム・インターネット業界の新しい技術に敏感

ゲーム制作には、世の中にありふれている見慣れたものではなく、誰も見たことがないような革新的なゲームを作ることが求められます。


そのためには、ゲームプログラマーも昔ながらの方法に捉われず、新しい技術を取り入れることが必要です。常にゲーム・インターネット業界の新情報に目を光らせていると良いでしょう。

体力と根気

ゲームプログラマーは、納期が近くなったときには連日残業や徹夜、休日出勤をすることもあります。


このようなときはどうしても体力や根気で耐えなければなりません。そのため、体力と根気を持っている人がゲームプログラマーに向いています。

ゲームプログラマーがやりがいを感じるときは?

ガッツポーズ

ゲームプログラマーがやりがいを感じるのは、やはりゲームが完成したとき、そのゲームをプレイされているとき、さらには良い評価を貰えたときでしょう。


上で説明したように、納期前には徹夜や休日出勤などで忙しく辛いことが多い分、完成したときの達成感は他の何にも代えがたいものです。


また、街中で自分が作ったゲームをプレイしている人の姿を見たとき、そのゲームを買っている姿を見たときは嬉しくて堪りません。ネットに投稿された良い評価も、今後の制作のモチベーションに繋がることでしょう。

ゲームプログラマーになるために有効な3つの検定試験

メモとペン

ゲームプログラマーになるには、必ずしも資格を持っていることが必須というわけではありません。しかし、就職の際には資格を取得していると有利になる場合があります。


ここでは、3つの検定試験をご紹介します。公式サイトのURLも記載しているため、ぜひご自分でも詳細を調べてみてください。

1:基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、情報処理技術者の技術の向上、備えるべき能力の基準を示して教育水準を確保すること、情報処理技術者の社会的地位を確立することを目的としたものです。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)IT人材育成センター 国家資格・試験部が実施しています。


年に2回春と秋に行われ、受験に必要な資格などはありません。


出典:情報処理技術者試験|独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
参照:https://www.meti.go.jp/information/license/c_text20.html

2:C言語プログラミング能力認定試験

C言語プログラミング能力認定試験は、その名の通りC言語を用いてプログラミングを行う能力を認定するものです。サーティファイ情報処理能力認定委員会が主催しています。


1級から3級に分かれており、1,2級は年2回、3級は年に3回試験が行われます。こちらも受験に必要な資格などはありません。


出典:C言語プログラミング能力認定試験|サーティファイ情報処理能力認定委員会
参照:https://www.sikaku.gr.jp/js/cpjv/cp/individual/

3:JAVA TMプログラミング能力認定試験

JAVA TMプログラミング能力認定試験は、上で紹介したC言語プログラミング能力認定試験と同じサーティファイ情報処理能力認定委員会が主催している試験です。概要もほとんど変わりません。


公式サイトには学習方法なども記載されているため、参考にしてみてください。


出典:JAVA TMプログラミング能力認定試験|サーティファイ情報処理能力認定委員会
参照:https://www.sikaku.gr.jp/js/cpjv/jv/individual/

ゲームプログラマーの就職先4つの例

考える人

ここまでの説明の中で、どこに就職するか、就職に有利なことなど、就職についても少し触れてきました。


では、ゲームプログラマーになるには、どこに就職すれば良いのでしょうか。4つに分けてご紹介します。

1:家庭用ゲームソフト制作会社

家庭用ゲームソフトというと、大手の制作会社のイメージを持つ人もいるでしょう。しかし、そこまで規模が大きくない会社のゲームプログラマーでも、大手の会社が最新ゲームを制作する際に集められて、共同で制作を行う場合があります。

2:オンラインゲーム制作会社

オンラインゲームに関しては、現在、日本よりも海外の方が勢いが強くなっている傾向にあるます。日本では企業の数自体が少なく、その中で収益を上げている企業はもっと少ないでしょう。よって、採用率は他の企業より低いと考えられます。しかし、今後の成長の見込みはもちろんあります。

3:スマートフォンゲームアプリ制作会社

家庭用ゲームソフト、オンラインゲームなど他のゲームに比べると新しい市場であり、新しい会社が多いですが、スマートフォンの普及具合からもわかるように、成長が著しい分野です。


ゲームが人気になれば、家庭用ゲームにも劣らない大きな収益が見込めます。

4:ソーシャルゲーム制作会社

まず、ソーシャルゲームとは、オンラインゲームでプラットフォームがSNSのものです。わかりやすい例としては、DeNAやGREEが挙げられます。スマートフォンゲームアプリと同様に近年急成長している分野です。


一般のオンラインゲームよりは日本にも会社が多く、採用率は上がるでしょう。

ゲームプログラマーの収入について

1

ゲームプログラマーになるには、金銭的なことについても考えておきましょう。


2018年の調査によると、ゲームプログラマーの年収は平均551.65万円です。男女別にみると、男性は552.58万円、女性は545.68万円と、そこまでの差はありません。

>> ゲームプログラマーの年収っていくら?20代~60代までの収入を年齢別に紹介


一方、最終学歴別にみたときの差は大きく、大学院博士課程修了で794.0万円、高校卒業が637.9万円、大学院修士課程修了が574.1万円、大学卒業が572.9万円、専門学校卒業が502.1万円、中学卒業が467.5万円でした。高校卒業が大学院修士課程修了と大学卒業を上回っています。


また、大企業と中小企業の差を見てみると、大企業は598.4万円、中小企業は505.4万円でした。


さらに、プラットフォーム別に見た場合、VR・ウェアラブル端末で692.7万円、業務用ゲーム機597.7万円、携帯型ゲーム機で578.2万円、PCで576.4万円、据え置き型ゲーム機で569.9万円、スマートフォン・タブレットが555.5万円でした。


VR・ウェアラブル端末は新しいプラットフォームのため、年収が高い傾向にあります。


出典:3 2018 年収(Q12)|一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会
参照:http://cedec.cesa.or.jp/2019/docs/enquete_2019_final.pdf

拡大しているゲームプログラマーの将来性

データ

もし夢が叶ったとして、この先ずっと上で紹介したような年収が得られて、不自由なく暮らしていけるのかということも、ゲームプログラマーになるには考えておきたいものです。

>> ゲーム業界の10の現状|向いている人の特徴やこれからの課題も解説


ここからは、2つの観点から、ゲームプログラマーの将来性について解説します。

デジタルツールの進化

かつてはファミコンやNINTENDO64、今ではNintendoSwitchやPS5、VRなど、ゲームハードの進化は留まることを知りません。


また、昔はソロプレイ、またはその場にいる人同士でしかプレイできなかったのが、今ではインターネットの普及により、世界中の知らない人とプレイができるようになりました。


このように、ゲームを取り巻く環境は常々変化し続けています。今後も想像もつかないようなゲームハードやシステムが誕生していくことでしょう。それに伴い、ゲームプログラマーも成長しながら新たなゲームをプログラムする必要があります。


この面を考えると、ゲームプログラマーは将来も十分に活躍できる職業です。

ソーシャルゲーム業界の急成長

2007年から2012年にかけての調査によると、ソーシャルゲーム市場は4億円から3,161億円へと急成長しました。実は2013年以降は減少傾向にありますが、スマートフォン・タブレット向けアプリゲームの市場は現在も成長を続けています。


アプリゲームに着目すると、続々と新しいゲームが誕生し、話題を呼んでいます。今や若者から高齢の方まで誰もがスマートフォンを持っているため、今後もアプリゲーム業界はなかなか衰退せず、ゲームプログラマーは活躍し続けるでしょう。

ゲームプログラマーになるための準備をはじめよう

パソコン

この記事では、ゲームプログラマーになるにはどのようにして学び、何を身に着けたらいいのか、どんな要素を持つ人が向いているのか、やりがいや検定試験、就職先、収入、将来性についてご説明しました。


現在、情報系の職業は全体的に人気のある状況で、どの分野で働くのが良いのか迷っている方も多いでしょう。そんな方はゲームプログラマーも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。


【著者】

【記事監修】山崎 裕(東京ITカレッジ講師)

東京ITカレッジで講師をしています。

Java 大好き、どちらかというと Web アプリケーションよりもクライアントアプリケーションを好みます。でも、コンテナ化は好きです。

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