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新しい働き方「ギグワーカー」って何?日雇い派遣との違いなど詳しく紹介

  • 公開日:2021-08-31 19:22:52
  • 最終更新日:2021-09-02 11:27:13
新しい働き方「ギグワーカー」って何?日雇い派遣との違いなど詳しく紹介

ギグワーカーって何?

宅配の紙袋を渡す瞬間

転職活動を行っていく中で、「ギグワーカー」という言葉を耳にしたことのある方もいるでしょう。しかし、具体的にどのような雇用形態で仕事をしていくのかを知っている方は、少ないのではないでしょうか。


「ギグワーカー」とは、クラウドソーシングなどを通じて仕事を見つけ、飲食店の商品を宅配したり、オンラインなどでスポーツの講師を単発や短期で請け負う職業です。


本記事では、ギグワーカーについて紹介していきます。

日雇い派遣との違い

前述のギグワーカーの説明で、日雇い派遣に似ていると思った方もいることでしょう。しかし、ギグワーカーには、日雇い派遣と雇用形態が異なる点があります。


ギグワーカーも日雇い派遣も、インターネットで仕事を探せますが、日雇い派遣として働く場合は、雇用主と雇用契約を結ばなくてはならないため注意が必要です。


出典:第9章 労働関係の展開に関する法規整|一般財団法人 全日本情報学習振興協会
参照:https://www.work.or.jp/word/w09/w9-3-2.php

ギグワーカーの特徴4つ

時計の画像

ギグワーカーの働き方には、さまざまな特徴があります。


ギグワーカーとして働く場合、職場に毎日出勤する必要もなく、自分で仕事量を調節しながら働くことが可能です。気軽に始められることと、時間を自由に使えることから、家庭や他のことと両立させやすいため、副業の仕事にすることもできます。

1:自分で仕事量が調節できる

ギグワーカーの働き方の特徴として、自分で仕事量を調節できる点が挙げられます。ギグワーカーは企業と雇用契約を結んで職場に出社する必要がないため、自分で仕事の量を調節することができます。


ただし、自分自身で仕事の量を調節することができますが、給与については時給や月給として支払われるわけではないため、生活を成り立たせるためには、できるだけ多くの仕事をこなす必要があるでしょう。

2:気軽に始めやすい

ギグワーカーの働き方の特徴として、気軽に始められる点が挙げられます。ギグワーカーは、時間の融通を利かせられるため、好きな時間に仕事をすることができます。そのため、正社員として働いている人も副業としてギグワーカーを始められるでしょう。


他にも、ギグワーカーの仕事自体が多種多様なため、選べる仕事の範囲が多いことも大きな特徴と言えます。

3:副業にしやすい

ギグワーカーの働き方の特徴に副業にしやすい点が挙げられます。ギグワーカーとして働く場合、自分の本業の延長として仕事ができるため、副業の仕事として選ぶことができます。


また、ギグワーカーは雇い主である企業と雇用契約を結ぶ必要がないため、本業の職場で認められていれば、副業の仕事として働いていくことができるでしょう。

4:家庭の時間と両立しやすい

ギグワーカーの働き方の特徴に、家庭の時間と両立させやすい点が挙げられます。ギグワーカーは、空いた時間での仕事が可能で、自分で仕事量を調節できることが特徴です。


そのため、家事や育児を行わなくてはならない状況にあっても、ギグワーカーの働き方を選択すれば、家庭と仕事の両立をさせていくことができるでしょう。

ギグワーカーが増える理由

デリバリー用赤い電動自転車

ギグワーカーとして働く人が増えていることにもさまざまな理由があります。


日本では「終身雇用」という働き方が難しくなっていることもギグワーカーが増えている理由ですが、新型コロナウィルスによるパンデミックが起きたことで企業の雇用が安定せず、当面の生活費を確保するためにギグワーカーとして働く人が増えているという背景があります。


さらに、感染のリスクを下げるために、リモートワークで働けるギグワーカーが注目されています。

ギグワーカーの問題点4つ

困っているスーツの男性

ギグワーカーとして働く場合は、メリットだけでなく問題点も生じることも把握しておきましょう。


たとえば、仕事が単発であったり、短期での契約が多かったりすれば、十分な収入を得ることは難しいでしょう。また、個人事業主として働くことになるため、福利厚生がなく、病気を患ったとしても、自己責任で対処していかねばなりません。


また、勤務中に何らかの事故に遭ったとしても、労災保険を受けることが難しいため、自分で対応策を考えていく必要があるでしょう。

1:収入が安定しにくい

ギグワーカーの問題点には、収入が安定しにくい点が挙げられます。


ギグワーカーは単発や短期の仕事をこなしていくことになるため、収入を安定させていくことが難しいのが実情です。


また、給与を時給や月給で受け取ることができず、単価での支払いとなるため、多く仕事をこなす必要が出てきます。それでも、収入が少ないことが多いため、生活を安定させていくことは難しいでしょう。

2:福利厚生がない

ギグワーカーの問題点には、福利厚生がないことが挙げられます。


ギグワーカーとして仕事をする場合、特定の企業と雇用契約を結んで働いていく形ではないため、企業であれば受けられる福利厚生がありません。


そのため、体を壊して病院に行くことになっても、福利厚生による保証を受けられず、治療に掛かった費用の全額負担をする必要があります。

3:「個人事業主」か「従業員」か不明瞭

ギグワーカーの問題点には、個人事業主もしくは従業員として仕事をしているのか不明瞭な点が挙げられます。


ギグワーカーは個人として働く人が仲介会社を通じて、単発の仕事を紹介する企業と契約を結ぶため、個人事業主となります。


ギグワーカーとして働く場合、個人事業主と従業員のどちらの立場になるのか不明瞭になることが多いため、事故に遭ったり、備品が壊れたりした際にトラブルが起こりやすくなります。


責任の所在が誰にあるのかは明確にしておきましょう。

4:万が一の保障がない

前述しましたが、ギグワーカーは、福利厚生を受けられない形で単発の仕事を紹介する企業と契約するため、万が一のことが起きても保証は受けられません。


失業しても失業保険を受け取れず、怪我をしても労災保険も下りないため、それらのことを理解したうえで、ギグワーカーとして働く必要があります。

ギグワーカーの例4つ

パソコンを使っている人の手

続いて、ギグワーカーとして働くことのできる職種について紹介していきます。


たとえば、エンジニア業や料理を宅配するサービス業、ミュージシャンが行う業務などをギグワーカーの仕事として請け負うことができます。上記の職種は、空いた時間を有効活用できることもあり、ギグワーカーの仕事として選ばれています。


以下で、上記3つに「法務・会計」を加え、ギグワーカーの4つの例を詳しく見ていきましょう。

1:エンジニア

1つ目のギグワーカーの職種例は、エンジニアです。


クラウドソーシングなどを利用することで、デジタルプラットホーム事業者からエンジニアとして単発の仕事をもらえるため、ソフトウェアの開発やホームーページの作成などの仕事を請け負うことができます。


本職がエンジニアであれば、仕事で得たスキルや経験を活かして単発の仕事を幅広くこなしていくことができるでしょう。

2:料理宅配サービス

2つ目のギグワーカーの職種例は、料理宅配サービスの仕事です。


料理の宅配を行うサービスでは、自転車や原付バイクさえ持っていれば、飲食店に依頼された料理を顧客に届けられます。


また、このような宅配サービスは好きな時間を利用して単発の仕事を得ていけるため、ギグワーカーとして働きたい方に向いている仕事だと言えるでしょう。

3:ミュージシャン

3つ目のギグワーカーの職種例は、ミュージシャンの仕事です。


ミュージシャンとして単発の仕事をする場合、同業者であるアーティストやミュージシャンから作曲や曲のアレンジなどを依頼されて行うことが多くなります。


なお、この「ミュージシャン」の仕事が、ギグワーカーの言葉の由来になっています。「ギグ」というのは、もともと音楽演奏をする際の短いセッションを指す単語です。そこから派生して単発の仕事を表す言葉として用いられるようになったという背景があります。

4:法務・会計

4つ目のギグワーカーの種類例は、法務や会計の仕事です。


ギグワーカーは、料理の宅配やプログラミングといった仕事だけでなく、専門的な知識を持っていれば、法務に関することや会計、経理、コンサルティング業なども行えます。


企業は会計や経理業務などで人員が足りていない部分をギグワーカーを雇い、労働力を補っているため、専門知識を要していれば法務や会計の仕事も単発で行えるようになっています。

新しい働き方「ギグワーカー」について理解を深めよう

メールのやりとりをしている人

ギグワーカーの働き方の特徴や問題点、ギグワーカーとして働くことのできる職種などについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。


ギグワーカーとして働く場合、企業から福利厚生を受けることができないデメリットがありますが、副業としてギグワーカーの仕事を選べば時間を有効に活用できます。


また、本職とは異なった仕事に就くことで、自分自身の可能性についても知ることができるでしょう。新しい働き方として、本記事を参考に「ギグワーカー」について理解を深めてください。


【著者】

【記事監修】山崎裕(東京ITカレッジ講師)

東京ITカレッジで講師をしています。

Works ではみなさまのお役に立つ情報を発信しています。

Java 大好き、どちらかというと Web アプリケーションよりもクライアントアプリケーションを好みます。
でも、コンテナ化は好きです。