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【Eclipse 入門】初心者がつまづかないために最初に覚えるべき操作方法と用語まとめ

  • 公開日:2021-02-02 11:38:36
  • 最終更新日:2021-02-18 15:38:24
【Eclipse 入門】初心者がつまづかないために最初に覚えるべき操作方法と用語まとめ

Eclipse を自身のPCへ導入して、

さぁプログラムを書いてみよう!と思い実際に Eclipse を起動してみると

意味の分からない単語が散りばめられていて戸惑うかもしれません。


それもそのはずで、プログラムは様々な要素から構成されていて、

それらは専門的な用語で名付けられています。

なので各用語を覚えなければプログラムを組むハードルが高くなってしまいます。

この記事では、Eclipse を使うにあたって基本的な用語や機能、使い方を

実際に簡単なプログラムを作成しながら覚えてプログラミング方法を身につけましょう。


関連記事リンク:Preiades All in One - Eclipse のダウンロード方法 / パッケージの役割と書き方 / クラスの基礎知識 / よく見るけど謎だった public static void main(String[] args) の解説 / デバッグの基本的な機能の使い方 / Eclipse 便利なショートカットキー一覧

Eclipse の使い方基礎

Eclipse にはプログラム作成のために便利な機能が豊富に用意されていますが、

それら機能には機能に応じた名前が付けられています。

そのため先ずは専門用語を覚えることから始めなくては、

プログラムの作成ができません。

ここでは実際に簡単なプログラムを作成しながら Eclipse の基本的な機能の

使い方や用語を紹介させていただきます。

今回は Eclipse で最もよく使われる言語、Java を使った基本プログラムを

作成しながら Eclipse の機能を覚えていきましょう。

最初は覚える用語が多かったりしますが、プログラムを作成していくことで

徐々に専門用語を覚えられるはずです。


Eclipse のインストールがまだの方はこちらの記事より手順に沿ってインストールができます。

Preiades All in One - Eclipse のダウンロード方法


ワークスペース(作業場所)の用意

Eclipse を起動してプログラムを作成するにはPC上で作業を行うスペースの作成が必要となります。

最初に行なう作業スペース作成のことを ワークスペースの作成 と呼びます。

先ずはワークスペースの作成からはじめましょう。


Eclipse を起動すると「Eclipse IDE ランチャー」というウィンドウが開きます。

ワークスペースの指定を行う画面ですが、

初期設定で「workspace」と入っていると思いますので、

このまま「起動」をクリックしましょう。

ワークスペースの起動



余談にはなりますが、

ワークスペースはプログラム毎に作成すると管理がしやすいです。

ワークスペースは任意の場所へ作成できますが、

ワークスペース切り替え時などに探しやすいよう一か所へまとめておくのがおすすめです。

初期のワークスペースは「pleiades-2020...~」ファイルの「pleiades」内に作成されています。

ワークスペースファイルの場所

この「workspace」ファイル内に今後プログラムを作成していきます。

また新たなワークスペースが必要になれば上記画像の「workspace2」ように、

任意の名前・任意の場所で自身が管理しやすいファイルを作成しておくと良いでしょう。


ワークベンチの見方

ワークスペースを作成してプログラム作成の画面に入ると

複数のブロックに分けられた画面が開きます。

ここでプログラミングを行うわけですが、この画面全体をワークベンチと呼びます。

ワークベンチは利用する言語によりレイアウトが異なりますが、

Java の場合は以下のようなレイアウトになっているはずです。

ワークベンチ

もし上記のようになっていなければ、

「メニュー」の「パースペクティブ」から「Java」を選択することで

同じレイアウトの画面になると思います。

パースペクティブは各言語や機能毎に用意されたレイアウトを開くことができます。

 ※「Java」「Java(デフォルト)」どちらでも大丈夫ですが、

  初めは「Java(デフォルト)」の方がサブウィンドが少なく利用しやすいと思います。


「メニュー」では様々な設定や機能を利用することができ、

「サブウィンドウ」(別名「ビュー」)はプログラムの状態や実行した結果などが表示されます。

また、サブウィンドウのレイアウトはご自身の好みに応じて変更することができます。


プロジェクトの作成

基本的な画面の見方を紹介しましたので、

これから実際に簡単なプロジェクトを作成していきましょう。

プロジェクトを作成するには左端のサブウィンドウから「Java プロジェクトの作成」を選びます。

もしくは左上の「ファイル」から「新規」で「Java プロジェクト」を選ぶこともできます。

Java プロジェクトの作成方法

「Java プロジェクト」作成を選ぶとプロジェクト作成の設定画面が開きます。

ここではプロジェクトの名前を決めましょう。

今回は「Sample」としますが、プロジェクト名は任意で決められます。

プロジェクト名を決定したら「次へ」を押します。

プロジェクト名決定

プロジェクトを管理する機能として「モジュール」というものがありますが、

複雑なプロジェクトで活躍する機能なので今回は作成しません。

次の画面で「module-info.java ファイルの作成」からチェックを外して、

「完了」をクリックしましょう。

 ※JavaSE-8 以前のバージョンにモジュール機能はありません。

module-info.java を作成しないで完了

サブウィンドウにプロジェクト名が表示されたと思います。

これでプロジェクトの入れ物が作成できました。

作成したプロジェクトの確認


パッケージの作成

プロジェクトの中にパッケージを作成します。

パッケージはこの次に説明する「クラス」をまとめる箱のようなものです。

では作成したプロジェクトを右クリックして「新規」から「パッケージ」を選びましょう。

パッケージの作成

パッケージ作成画面が開くので、パッケージ名を決めましょう。

パッケージ名も任意ですが、ここでは「test」と名付けます。

 ※パッケージ名は基本的に先頭小文字の英語で作成

パッケージ名

プロジェクトの中にパッケージを作成しました。


パッケージについて詳しく知りたいという方はこちら。

パッケージの役割と書き方


クラスの作成

次に先ほど名前だけ触れた「クラス」をパッケージの中に作成します。

クラスはプログラマーが実際にコーディングするためのシートです。

ここに書いてあることを機械が読み取ることでプログラムが動きます。

先ほど作成したパッケージが左側のプロジェクト内、「src」の中にあると思います。

今回でいうところの「test」を右クリックして「新規」から「クラス」を選択します。

クラスの作成

クラス作成画面が開きますので、クラス名を決定します。

今回は「Hello, World」と画面に表示させるプログラムを作成するので、

クラス名を「HelloWorld」とします。

 ※クラス名も任意で決められますが、基本的に先頭大文字の英語で作成します。

このとき下部のチェックボックスにチェックが入っているものがある場合、

今回はチェックを外して「完了」をクリックしましょう。

クラス名決定

これでプログラムを書くためのシート「クラス」が作成できました。


クラスを詳しく知りたいという方はこちら。

クラスの基礎知識


Hello, World を表示させる

今度は先ほど作成したクラスへコーディングをして、

「Hello, World」と表示させる命令を書いていきます。

クラスを作成すると「エディター」というものが追加されて、

以下のような画面になったと思います。

エディターの確認

エディターは先ほど作成したクラスに命令を書き込むためのスペースです。

最初から文字が入っていますが、

これは今まで作成してきた「testパッケージ」の中の「HelloWorldクラス」です。という意味です。

ここへ「Hello, World」と表示させる命令を書いていきましょう。


命令を書き込むのはクラスの中になります。

今回でいうと「public class HelloWorld」の後に付いている括弧「{}」の中に命令を書きます。

さっそく括弧の中にコーディングをして以下のように書いてみてください。

今回は Java の紹介ではなく Eclipse の使い方の紹介なので構いませんが、

できればコピーペーストではなく、手書きで書きましょう。

実際に書くことで覚えるスピードが速くなります。

package test;

public class Helloworld {
	public static void main(String[] args) {
		System.out.println("Hello, World");
	}
}

括弧の中に書いた「public static void main(String[] args)」は、

実は先ほどクラスを作成するときにチェックを外した項目の中に含まれています。

頻繁に記述される命令なので、便利機能として備え付けられています。

もう覚えたよ!という方はクラス作成時に必要に応じてチェックを付けてみましょう。

自動で「public static void main(String[] args)」を生成してくれます。

コーディングができたら左上の「ファイル」から「保存」を選ぶか、

ショートカットキー:ctrl + S でも保存ができます。


Eclipse では他にも様々なショートカットキーがあるので、興味のある方はこちらからご確認ください。

 Eclipse 便利なショートカットキー一覧


public static void main(String[] args) が何なのか気になる!という方はこちら。

 よく見るけど謎だった public static void main(String[] args) の解説


プログラムを実行して表示させる

クラスのコーディングを保存できたら、その命令を Eclipse のワークベンチ上で表示させます。

先ほど命令を書いたクラスを左側から選んで右クリックします。

中段よりやや下の「実行」から「Java アプリケーション」を選びましょう。

プロジェクトの実行

すると左下のサブウィンドウに「コンソール」が立ち上がり、

「Hello, World」と表示がされたはずです。

Hello, World をコンソールに表示

長かったですがプログラムの作成から実行までを Eclipse 内で完了させることが出来ました。

ちなみに「メニュー」から「▶」ボタンを押すことで、

簡単に前回実行したクラスを再度動かすことが出来ますので、

「Hello, World」を自身で書き換え、保存して実行してみてください。

再実行のボタン

今回紹介した機能は Eclipse を利用する中で頻繁に行う操作となります。

その他にも、「▶」の左側にはデバッグのショートカットや

右側には新規パッケージ作成、新規クラス作成のショートカットなどもメニューに用意されています。


ちなみにプログラムの実行には「実行の構成」という機能も備わっています。

Eclipse の操作に慣れてきたらこのような機能の使い方も覚えていきましょう。

 コマンドライン引数を使ってプロジェクトを実行する方法


サブウィンドウの追加

もし誤って必要なサブウィンドウを閉じてしまった場合は、

「ウィンドウ」から「ビューの表示を選んで」必要なビューを表示させることが出来ます。

ビューの表示方法

よく利用するビューを簡単に紹介しておきます。

◇パッケージ・エクスプローラー:初期に左端に用意されていたプロジェクトを管理するためのビューです。

◇プロジェクト・エクスプローラー:パッケージ・エクスプローラーと同様にプロジェクトを管理するためのビューです。

◇コンソール:実行結果を表示するためのビューです。

◇その他にある、デバッグ:エラー箇所を探るためのビューです。


デバッグとは主にバグの発生個所を特定するための機能です。

デバッグの使い方を詳しく知りたいという方はこちら。

 デバッグの基本的な機能の使い方


他にも必要なビューがあれば、ここから探してみましょう。


Eclipse の基本操作を紹介させていただきました。

この他にも様々な機能が使えるが Eclipse なので、

使っていく中で気になった機能や用語があれば調べてみましょう。


【著者】

若江

30代で異業種となるIT業界へ転職した駆け出しのプログラマです。これまで主に Java や Ruby、HTML/CSS を使って学習を目的としたショップサイトや掲示板サイトの作成を行いました。プログラマとしての経験が浅いからこそ、未経験者の目線に近い形で基礎の紹介をしていきたいと思います。