【Excel】条件に一致するセルのみを合計できる！SUMIFS関数の使い方解説

こんにちは、新人エンジニアの田口です。

Excel関数のうち業務での使用頻度が非常に高いSUMIFS関数について解説します。

主に以下の内容について解説します。

・SUMIFS関数の使い方、書式

説明にあたって、以下の事柄について知識があることを前提とします。

・引数など関数に関わる用語

・相対参照、絶対参照の違い

本文中でわからないことがあった場合は以下の記事をご覧ください。

【Excel】関数入門｜数値と文字列の違いや、代表的な関数について解説

【Excel(一般)】コピーで参照がずれてしまう時の対処砲 － 絶対参照と相対参照について

SUMIFS関数とは

SUMIFS関数は、指定した条件に合うデータのみを合計する関数であり、ビジネスでもよく目にする「～別に集計した表」をつくることができます。

たとえば次のような売り上げ明細表があったとして、SUMIFS関数を使うと、取引先別に集計した表を作ることができます。

例：取引先別に金額を集計

SUMIFS関数を使うと、先ほどの「取引先別」という1つの条件だけでなく、「取引先別・日別」などの2つ以上の条件を指定して集計することも可能です。

様々な角度から元データの特徴を読み取ることができるので、マーケティングやデータ分析などの業務で役立ちます。

SUMIFS関数の書式

=SUMIFS(合計対象範囲,条件範囲1,条件1,条件範囲2,条件2・・・)

合計対象範囲：「合計」を取得したい範囲を指定する

条件範囲　　：「条件」の判定をする範囲を指定する

条件　　　　：条件を指定する

複数の条件を指定する場合は、「条件範囲」と「条件」を1セットとして扱い、指定したい条件の数だけ繰り返します。

SUMIF関数は使わなくていい

SUMIF関数　条件が一つしかない場合に使える

SUMIFS関数　2つ以上の条件にも使える

両者はよく似ていますが、SUMIF関数とまったく同じことがSUMIFS関数でできるうえ、幅も広いので、SUMIF関数は覚えなくてかまいません。

SUMIFS関数の注意点

SUMIFS関数を使うためには、集計元となる元データを整えておく必要があります。

以下2つのルールを守らないとエラーになりますので、押さえておきましょう。

1行ごとに1件のデータを入力する

条件にあったデータを探すとき、同じ行に入力されているデータを1つのデータと考えてデータ処理を行っています。

そのため、元データは偉業に一件のデータを入れ、データの件数だけ下方向に伸ばして記録していく必要があります。

空欄をつくらない

SUMIFS関数では、元データの表に空欄があると集計できません。

フィルターやCOUNTIFS関数などを使って、空欄があるかどうか確認しましょう。